机の上の仕事は､見ないふりです｡

予備日として取っておいていたんです｡
土曜日の昼からは､
でも､予定通りに勉強方法の面接が終わったので､
…やることが無い！

この学校に来て初めて使う言葉かもしれません｡
それに､
予定通りに終わった…という言葉も初めてかも…です｡

清々しい気分です｡
少しは教師という仕事にも慣れてきたのかも…
なんて錯覚しそうです｡
職員室の机の上に書類の山さえ無ければ…の話ですけど

なんで､こんなに事務の仕事が多いんだろう…
ぼやきたくなります｡
せっかくの時間なのに…
少しは､のんびりと過ごしたいです｡

でも､職員室は戦場のような有り様(ありさま)です｡
３年生の先生方は､本当に戦場ですけど､
その他の先生方も､期末試験に向けで臨戦体勢です｡
私だけ､のんびり…
なんて､贅沢なこと絶対に無理です｡

ほかの先生方の雑用…引き受けてまわります｡
職員室での好感度を上げるためです｡
地味に…地道に頑張ります｡

地味な仕事ですけど…
少しずつでも点数を稼いでいって
一人ひとりの先生方に
好感を持ってもらわないと…です｡

あんた…誰？
今でも､そんな顔をする先生がいるんです｡
"いけず"です｡

いつまで私を新人扱いする気なんですか？
結構､いるんですけどね､職員室に…
学校中､走り回っているんですけどね…
なんて思うんですけど､
ペコペコ…です｡
先生方の前では､ペコペコしています｡

本当に新しい先生を採用しないのでしょうか？
来年も…
こんな生活が続くのでしょうか？

非常勤講師の先生は､
こういう仕事は全然やってくれないです｡
というより､殆んど学校にいないです｡
自分の担当の授業が終わると
さっさと学校から帰って行ってしまわれます｡
職員会議の記録とか､
そういうのを渡す暇(いとま)すら無いです｡
さっさと帰ってしまわれます｡

非常勤講師の先生方のご自宅に
職員会議の記録などを郵送する事もあるんです｡
こんなの私の仕事じゃないのに…ね？

あんたらは､不登校の生徒か!?

そう言って､たまに毒づいています｡
非常勤の先生方は､
この学校の授業が終わった後､
ほかの学校にも教えに行っているそうですから､
仕方が無い…のだそうです｡
そう教えてもらったので､
わざわざ親切に郵送しているのですけどね…
心の中で､毒づきながらも…です｡

でも､そういうことも知らなかったです｡
長い間､生徒として学校に通っていましたが､
非常勤の先生方のこと以外でも､
知らなかったことが､いっぱいです｡