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そんなに楽しい?

2日続けて社交ダンスのステップを生徒たちに教えました。
一応、ワルツだと思うのですが、
正直、教えるというほどのモノではないです。
かなり怪しい(あやしい)ステップです。

旧校舎の体育館(講堂)の床に、
右足1、左足1、右足2、左足2…と書いた足型のテープを貼って、
その上に足を乗せて歩く(踊る?)という練習です。

"けんけん"という遊びをご存知ですか?
都会の方は、されるかどうかわかりませんが、
私の田舎の方では、
地面に四角や円などの適当な形を描き、
その上を片足や両足でで"けんけん"をしながら
通過して行くという遊びでした。
その時、リズムを取りながら歌も歌っていました。

単純な遊びで、特に意味は無いのですが、
小さい頃に、よく遊びました。

"社交ダンス"と"けんけん"を一緒にするのは失礼なのですが、
そんな遊びを思い出しました。

この"けんけん"という遊び、
一人だけで遊ぶことは無いのですが、
みんなと遊ぶと意味も無く楽しかった記憶があります。

ステップを覚えるなんて、
本当は楽しく無いと思っていたのです。
私が本を読みながら一人で練習をしていた時は、
全然、面白く(おもしろく)なかったです。
だからステップを教えるなんて、
全然、面白く(おもしろく)ないと思っていました。

でも生徒たち、結構(けっこう)楽しそうに、
テープを貼った足型の上で、はしゃいでいました。
行列を作って、順番を待ちながら大騒ぎをしていました。
ひやかしたり、からかったり…
上品な社交ダンスというイメージからすれば、
掛け離れているかもしれませんが、
楽しかったです。

想像外でした。
ステップの練習で、こんな感じに楽しむなんて、
全く想像もしていませんでした。

なにか、こういう子どもレベルの遊び…
小学校の低学年か、それ以下の子供たちの遊び…
そういうのが大好きみたいです。
楽しいみたいです。

無邪気に遊んでいました。
社交ダンスのステップの練習という概念は無いみたいです。
もう、小さい子どもたちです。
まるで小学生低学年か幼稚園児、それ以下の子供たちです。
(さすがに動物園みたい…とまでは言わないですよ。)

優雅なワルツの音楽とか、
照明を工夫して雰囲気を出すとか、
もう、そういうのは全然、関係無いです。
優雅とか雰囲気とか…そういうのは、全く無いです。

この旧校舎は、少し離れていますし、放課後ですから、
迷惑にはならないと思いますが、ちょっと騒がしすぎます。
そっと内緒で、社交ダンス(では、もう無いですけどね)の
練習をしていることを、みんな忘れています。

別に秘密にするほどの事ではないのですが、
ちょっと恥かしいから…内緒にしているつもりなんです。

でも、生徒たちが楽しいのなら、別にいいです。
構いません。

でも、この子たち…
本当に高校生かと思います。

これが、いつもは無口な…
冷たいぐらいの子どもたちかと思うと、
本当に不思議な感じがします。

高校生男子には、絶対に見えないです。

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