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肩身の狭い(かたみがせまい)

やっぱり自分のクラスが一番です。

生徒たちの気心(きごころ)も、
少しずつですが、
理解できるようになった気がします。

暗いのも…
仕方がないです。
少し引き摺りすぎ(ひきずりすぎ)だと思いますが、
都会とは違います。
田舎なんて、
そういうものです。

高校受験に失敗した…という
たった、それだけで、
3年ぐらい、
ずっと、そういう目で見られ続けます。

私の生まれた田舎よりも、
こっちの方が、
そういう目が、強いのかもしれません。
学校の生徒全員が、
なにか…
暗いような感じがします。

やるせないです。
可哀想(かわいそう)です。

田舎(いなか)って、
こういうところが嫌いです。

でも、言ってみたところで、
どうしようもないです。
それが田舎です。

私にできることといったら、
せいぜい、
生徒たちを元気づけることぐらいです。
明るくしてあげたいです。
明るくなってもらいたいです。

生徒たちといっても、
自分のクラスの生徒たちぐらいです。
ほかのクラスまで、
とてもじゃないです。
無理です。
自分のクラスでも、
明るくなるのなんて、ほんの一瞬です。
すぐに暗くなります。

私の力なんて、そんなものです。
力不足です。

貴重な高校三年間です。
できることなら、
楽しく過ごして欲しいものです。

この高校に入ったら、
後ろめたい(うしろめたい)…
肩身が狭い(かたみがせまい)なんて、嫌です。

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