○と☓が､飛び交っています｡

３年生の大学入試の結果が､
○とか☓が付いて､
職員室を飛び交っています｡

第二志望が合格したとか､
第三志望までは合格しているとか､
そういった情報は､
別に秘密ではないですから､いろいろと聞こえてきます｡

今の３年生に､特別な思い入れは無いのですが､
聞こえてくれば､
やっぱり聞いてしまいます｡

おめでとうございます！
そう言うと､
嬉しそうな顔をしてくれます｡
こういう時には､
普段は苦手な先生にでも､
おめでとうございます！って言います｡

この時期の職員室は､
生徒を思いやっている先生方の姿が､
素直に出ているので､
好きです｡

でも､大変だと思うんです｡
まだ､
どこにも合格していない運が悪い子もいますから…
そういう子が一発逆転で
記念受験みたいなところに合格してしまう
そういった大番狂わせも
少しですが､
毎年あるそうです｡

まだまだ､これからです｡

もう志望大学に合格している幸せな子も多いですが､
最後の難関に挑戦しようとしている子も多いです｡

今年は傍観者(ぼうかんしゃ)ですが､
来年は…と思うと
また､逃げ出したくなります｡

いえ､絶対に逃げ出さないです｡

クラスの子を放り出して逃げたりしません｡
それだけは誓えます(ちかえます)｡

あの子たちを離したりしません｡
むしろ､あの子たちの担任を外されたら暴れるかもしれません｡