いつも守ってもらっています｡

考えてみれば､
いつも生徒たちに
守ってもらってばかりです｡

特に落ち込んでいる時､
すぐに顔に出てしまうんだと思うんです｡
だから生徒たちに､
すぐにバレて心配を掛けてしまうのだと思います｡

いつも笑顔を心がけているつもりなんですが､
生徒たちには､
とっくに見抜かれているみたいです｡

職員室で嫌なことがあった時は､
できるだけ時間を置いて､
すぐには生徒の前に出ないようにしているのですが､
それでもダメで､
気づかれてしまう時などがあります｡

そういえば２年生の時の合同合宿でも､
ずいぶんと生徒たちに助けてもらいました｡
嫌な先生にネチネチと虐め(いじめ)られて､
本当に泣きたかったです｡
あの時は､
もう生徒たちの所しか逃げ場所がなくて､
必死で逃げ込んでいました｡
さすがに生徒の前では､
ネチネチできないですからね､

それに私のことを先生と呼びながら
いっぱい課題を出してくる先生も居ました｡
それも時間を切って､
そうなると生徒の所にも逃げられないです｡
ほかの先生方は､
自分のクラスの生徒のところに行っているのに､
私だけ部屋に残って課題の山に取り組まされているんです｡
こうやって書くと何でも無いようですが､
その時は､つらかったです｡
自分の生徒のところに行きたくて行きたくて
もう､仕方が無かったです｡

この子たちが居なかったら､
続けていなかったかもしれないです｡