やっぱり、ダメです。
忘れていない…
頑張っても、
忘れていないです。
今でも、
もう来ないんです。
たまには、それは来るかもしれないけど、
もう、毎日は来ないんです。
わかっているんです。
それでも、
やっぱり、頭から離れないんです。
あの時の顔、姿…すべてが、同じままで、
頭から離れないんです。
眠れないです。
あの時の顔、
ずっと頭から離れなくて、
足の向こうに、
私の足の向こうに顔があったんです。
離れている…
いえ、
そんなに離れていなかった、
すぐ近くに顔があったとしか思えないです。
顔…大きいです。
私の頭の中にある顔は、
すぐ側で、
大きいです。とても大きいです。
そんな顔が、いやらしい顔をしているんです。
そんなのが頭から離れないんです。
眠れるわけないです。
許せるわけないです。