あんな状態でも暴走せずに､何とか無事に帰ってこれたのは､

でも､誰を副委員長にしよう？

前のときの副委員長みたいに
良い子､
なかなかいないです｡

ああいうのって偶然(ぐうぜん)ですから､

前の副委員長は､ずっと味方になってくれていたから､
いろいろと助けてくれていたから､
できれば､
そういう子を副委員長にしたいんですけど､
適当な子って､

いえ､あのエッチなことをされていたときでも
ずっと側にいてくれて
いろいろと守ってくれていました｡

私の人格が崩壊(じんかくがほうかい)しなかったのも､
副委員長が側にいてくれたのが大きかったと
今でも思っています｡
いえ､大袈裟(おおげさ)ではなくて
あの子には､本当に感謝しているんです｡

エッチなことを止めてくれなかったとも
言えるかもしれないですけど､
そこまで期待したらダメなんです｡

あんな時に､下手に(へたに)止めようとしたら
余計(よけい)に酷い(ひどい)ことになったいたと思います｡

人の勢い(ひとのいきおい)というのは怖いです｡
まして相手は､子どもたちです｡
暴走(ぼうそう)すると
どうなるかわからないものです｡

あんな状態で暴走せずに､
なんとか

なんとか無事に帰ってこれたのは､
副委員長がいてくれたからだと思います｡

委員長は､あの時は全然､役に立たなかったです｡