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つい、この間まで中学生だった

新しいクラスの子どもたちは、

まだ、幼くて（おさなくて）…あどけないです。

一年生の一学期ぐらいまでは、

だいたいの子が、

幼いです。

夏休みが終わったくらいから

新しい環境にも慣れ、

図々しく（ずうずうしく）なってくるんですけど、

私のクラスは、

長い夏休みの間、

ほとんどクラス合宿で勉強をしながら、

みんなで一緒に寝食をともにするんですけど、

その暑くて長い夏休みの合宿をする前は、

まだ…

そうですね、借りてきた猫（ねこ）みたいに

おとなしいです。

猫をかぶっている…？

そう言えば、関係ない話なんですが、

私たちのクラスが勉強合宿で利用している合宿所の近くには、

化け猫（ばけねこ）…かな、

なんか、そんな怪談が伝わっているみたいで、

こういうのに詳しい（くわしい）

民俗学というのですが、

伝承に詳しい先生からも話を聞いていますので、

間違いないと思います。

いつか、この怪談（かいだん）、

お化けの話（おばけのはなし）も

書いてみたいと思っています。

この合宿所って

人里離れた場所にポッンと建っている古い日本家屋なんで、

そういう話を聞くと

気持ちの良いものではないです。

クラスの子どもたちと一緒なので平気と言えば、平気なんですけど、

クラス一つ分の男の子がいるんです。

なにがあっても安心といえば、安心なんです。

心強いです。

こんな人里離れた山の中で

知った人に会うはずがないのに、

それが偶然、その知った人と出会会ったとき…

その人は…

なんて話です。

そう言えば、

私たちの使っている合宿所に一番近い建物といえば、

無住のお宮さん（神社）です。

無住（むじゅう）なのに

それなりに立派なお社（おやしろ）で、

このお宮さんも、それなりの縁起（えんぎ）があるそうです。

それでは…

この週末もクラス合宿です。

クラスの子どもたちに守られながら…

ちゃんと勉強を頑張ってきます。