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同じ笑われるなら…少しでも可能性のある方にです。

決してアホな子たちでは無いですよ。

ちょっと幼稚な事をしては、
なぜか喜ぶ妙な癖はあるのですが、
ちゃんと常識はある生徒たちだと思っています。

"アホの子"というのですよね?
純真で天然ボケのような性格をした女の子のことを…

私が担任をしているクラスの生徒たちは、
そもそも男の子たちだけなので、
そういう漫画やアニメに出てくる女の子たちとは違います。
それに勉強は、むしろできる方に属するはずです。

生徒募集の手伝いということになるのだと思いますが、
この子たちの卒業した中学校を回ることが多かったんです。
その中学を卒業をしたばかりなので、
この子たちの噂をいろいろと聞く事が多いです。
優秀な成績で卒業をして期待されている子ばかりです。
成績だけではなく素行的にも問題の無い子ばかりです。
中学校では模範となる優等生だったという評価です。

もちろん卒業生を悪くいう先生はいないと思いますので、
多少は、割り引いて聞かなければならないと思いますが、
それでも成績は良かったと思いますよ。
そうでないと入学できないですから(少しだけ自慢です)

この辺りでは、残念ながら一番の学校では無いのですが、
それに次ぐ(追いかけている)学校という位置付けらしいです。
どこでもだと思いますが、
一番の学校と言うのは、伝統も格式も高いみたいです。
追いつくというのは至難の業みたいです。
(他人事のように言っていますが…)

一生懸命に頑張って勉強をしたけれど、
一番になれなかったという屈折はあるみたいです。
たぶん…

だから素直になれないのかな…とか、
こんなことを単純に考えたらいけないのですが、
わかったふうに考えたらいけないのだと思いますが、
一応、そういうところもあるのかな…と思います。

一応ですよ。
あくまでも一応、そういうことも頭に入れてという話です。

一番になれなかった…というのは、
やっぱり悔しいと思います。
忘れたふりをしていても、どこか忘れられないです。
引き摺り(ひきずり)ます。
私なら…ですけどね。

悔しいもんね…
一番、羨ましいもんね…

でも、この学校に入ってきてくれて嬉しいです。
自暴自棄にならずにいてくれて嬉しいです。

一番になれなかった悔しさを
引き摺る(ひきずる)ぐらい仕方ないです。
当然です。
ちょっとぐらい屈折しますよね?

わからないのですよ。
単純な話ではないですから…
わかったふりをするのは、いけないと思いますから…

本当は、一人ひとりの生徒と、
きちんと向き合って、話し合う必要があるのだと思うのですが、
でも正直に言って、私にそんな能力は無いです。

生徒たち、一人ひとりから、
心の中にあるものを聞けたら…とは思っています。
できることなら…生徒たちの気持ちを聞きたいです。
でも、聞き出す能力なんて無いです。
話してくれないです。
世間話ですら、なかなかしてくれないのですよ。
冗談ですら、なかなか言ってくれないのですよ。
そんな心の底にある話なんかしてくれるわけないです。

でも私なんかに話してくれるわけないです。
担任と言うだけで、こんな私に話してくれるわけないです。

生徒たちが突然、黙り込むのは、
それが原因の一つかとも思います。
わからないのですよ。

わかったといえるほど、自惚れ(うぬぼれ)ていません。

自惚れることができるほど
経験もないですし知識もないです。

生徒たちを見ていて、
わからないところが増えていくばかりです。
適切なアドバイスどころか、
どうやって生徒たちの話を聞いたらよいのか、
その糸口さえ掴めない(つかめない)状態です。

私にできるのは、幼稚なことぐらいです。
高校の教師としての適切なアドバイス(助言)などできないです。

高校や中学の教師レベルのアドバイス(助言)ができないので、
たまたま、生徒たちが面白がってした遊びに乗っ掛かって
生徒たちとの繋がり(つながり)の糸口を探しているのです。

クラスのレクリエーションなんて考えた事もなかったです。
夏休みの勉強合宿には、
レクリエーションなんて全く考えていなかったです。

でも生徒たちの子どもみたいな悪戯(いたずら)から、
どうやったら生徒たちの気持ちを聞くことができるまで、
親密になれるか、打ち解ける事ができるか、
その方法が、わからないです。

社交ダンスは、生徒の方から言い出した話です。
最初は、ワイワイ、ガヤガヤと騒がしかったです。
うるさすぎるほど騒がしかったです。
でもクラス全体ではなくて、
個人練習になって私が加わると黙り込んでしまうんです。

クラスのレクリエーションに
真面目さなんて別に求めていません。
一生懸命に練習されても意味が無いです。

リラックスをして欲しいのです。
緊張と緩和…
勉強は、どうしても緊張を強いられます。
その分、その緊張を少しでも和らげる(やわらげる)ために、
レクリエーションをしているのです。

生徒たちの心に秘めている(と思うのですが…)
不満とか不足とかを吐き出して貰いたい…
そう思っているのです。

私では、それこそ不十分なのかもしれませんが、
思っている不満とか不足を、
黙り込んで溜め込むのではなくて、
吐き出して欲しいと思っているのです。

でも、吐き出してくれないのです。
喋ってくれないのです。

賢い方法とか、難しい方法とかできないです。
経験がないですから…

未熟で幼稚な方法でしか、
生徒たちとの糸口すら見つからないのです。

とりあえず、この幼稚な…
稚拙な方法で生徒たちと接してみようと思います。

もっと良い方法が見つかれば、それに越した事はないのですが、
今できる方法といえば、こんな方法しかないのです。

物真似で、賢い事を言っても
生徒たちに笑われているだけです。
同じ笑われるなら、
少しでも生徒たちとの繋がりを見つけれるかもしれない方法…
幼稚かもしれないですが、
そっちの方をやってみたいと思っています。

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