寒いですけど、他愛の無い"水着の話"の続きです。
こんな寒い真冬の合宿に水着なんか持ってきていません。
それをわかっていて騒いでいるんです。
念のために…です。
高校生の男の子たちですから、
騒げる話題があれば、
騒ぐ方が普通…だと思うのですが…
もっと高尚(こうしょう)な話題で…とか、
思われるかもしれませんが、
実は…
私も、そう思うのですが、
なかなか上手く(うまく)はいかないです。
そんなこと…
高尚な話をしようと思ったら、酷い目に遭いそうです。
少しぐらい脱線しても、
合宿を成功させたいです。
生徒たちに、楽しく合宿を過ごさせてあげたいです。
まだ1年生なんですよ?
それなのに冬休みを返上して、
こうして合宿に参加してくれているんです。
少しぐらい楽しみが無いと、可哀想(かわいそう)です。
息抜き(いきぬき)も必要だと思います。
そうじゃないと、
燃え尽きて(もえつきて)しまいます。
一緒にお風呂に入ろう…とか、
そうな約束していない…とか、
水着を着てなら入ってあげてもいいよ…とか、
背中ぐらい流してあげるよ…とか、
そんな、他愛の無い(たあいのない)話です。
本当に、馬鹿話(ばかばなし)です。
でも、いろいろと考えて、
作戦を練って(ねって)話しています。
次は、どういってやろう…
生徒たちも一生懸命、
次に言う言葉を考えています。
誰かが、
無茶苦茶(むちゃくちゃ)な事を言ったら、
私が何かを言う前に、
生徒同士で言い合っています。
戦略です。
これも一種の戦略、駆け引きです。
頭を使います。
わざと負けてあげたりもします。
思わず、唸って(うなって)しまうような事を
言ってきたりします。
侮れない(あなどれない)です。
高校生といっても、決して侮れないです。
でも、たいがい譲って(ゆずって)あげますけどね…
結構、凄い事になっています。
話の上だけ…ですけどね…
これも人生勉強です。
授業では教えられないですけど、
合宿なら、少しぐらいハメを外しても誰もいないですし、
学校では、できないことをするのも
合宿の意義ですから…
こういう話をするのって、
学校では、考えられないです。
やりたくても、できないです。
だから、少しだけ楽しんでいます。
生徒も、私も…