"お別れ会"のつもりで予定を組んでしまっていたので…

予定の組み方が下手だということは､
もちろん自覚しています｡
自分で組んでいながら言うのもなんですが､
無茶(むちゃ)でした｡

担任を続けれると知っていたら､
こんな日程は､絶対に組まなかったです｡

"お別れ会"のつもりだったんです｡

てっきり担任を外れると思っていました｡
だから､
クラスの子たちと
お別れ会をするつもりだったんです｡

私が高校１年生の時の現代文担当の先生が､
春休みが終わって２年生になったら､
学校からいなくなっていたんです｡
小学校か中学校の教師に移っていったと聞きました｡
もともと､そちらの希望だったとか…
今から思えば､
国語の非常勤講師の先生だったのかもしれません｡
でも､
その当時､そんなことは知りません｡
裏切られた…というのは､言い過ぎかもしれませんが､
そんな気持ちになりました｡
たぶん､大学を卒業したばかりだと思います｡
いろいろと授業も工夫をして熱心な先生でした｡
慣れていなかったんだと思います｡
少し顔を赤くして授業をしていたのが印象的でした｡

せめて､別れの一言が欲しかったです｡

仕方なかったのかもしれません｡
今なら想像がつきますが､
当時は､全然､そんなことはわからなくて､
少し恨んだぐらいでした｡

ですから､
私は､担任を外れるときは
絶対に生徒たちに挨拶をしようと決めていました｡

いろいろと無理をして､
こんな日程を組んだんです｡
新しい担任の先生に生徒たちを渡す前に､
生徒たちに挨拶だけはしておこうと思っていたんです｡

でも､私が担任を持ち上がると知っていたら､
こんなの…しなかったです｡

これからも頑張ろうね！

生徒たちには､そう言って誤魔化しておきました｡
"お別れ会"をするつもりだったなんて､
そんな格好悪いことを言えないです｡

私って､見栄っ張り(みえっぱり)なんですよ｡