視察があったんです｡

連絡を見落としていて､
それに気がついたのは､夜中でした｡

うわっ！
ビックリしました｡
驚天動地(きょうてんどうち)でした｡

済んでしまった今となっては笑い話なのですが､
その時は､どうしていいのか､
全く､わからなくなってしまって､
とにかく時間がないので､
午前中に来ると言うのですよ？
夜中なのに
寝かしたばかりの生徒たちを起こして助けを求めました｡

なに？
という顔をしていましたが､
視察の話を説明すると､
文句を言わずに手伝ってくれました｡
こういう時には､本当に助かる生徒たちです｡

とにかく何を置いても大掃除です｡
ドタバタドタバタ…です｡
こういう時､近くに何も無い一軒家は助かります｡
暗いのに建物の外まで掃除してくれました｡
みんな手分けして掃除をしてくれました｡

とっても…
頼りがいがあって､
嬉しかったです｡

何でもしてあげる…
お礼に､
何でもしてあげる…

そう思いました｡
感動していたんです｡

結局､早く準備が済んでしまって､
余裕があったんですけど､
それでも､
みんなに助けてもらって嬉しかったです｡

２時間ぐらいでした｡
一生懸命､想定問答集を考えていたんですが､
私への質問は無かったです｡
いろいろと説明をしたんですが､
ご苦労さま…って､
ねぎらってくれた程度です｡

それより生徒たちに
いろいろと質問をしていました｡
途中で私を追い出して､
いろいろと話をしていました｡

何を話していたの？
後で聞いてみたんですけど､
ちゃんとした返事をしてもらえなかったです｡
気になって仕方なかったのですが､
こういう時､
深く追求できないです｡

今まで一度も視察に来たことが無かったのに､
突然､どうしたのでしょうね？
それに､
３月３１日なのに､わざわざ…
本当に何か理由があったのでしょうか？

今は､それが気になっているのですが､
職員室ではなくて､
こんなところに一人でいるので､
何もわからないです｡
噂(うわさ)…
今の私には､何も入らないんです｡

急な視察だったし､
何があったのか気になります｡
不安です｡