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もう決まっていました…

早かったです。
私の知らない間に補習授業の話は、決まっていました。

もちろん、先生方の決められる事には黙って従います。
でも決める前に、
少しぐらいは意見を聞いて欲しいかったと思います。

私は、良いのですよ…
仕事ですし、
どうせ学校にいるのですから…

職員室で事務や雑用の仕事をしているよりも
むしろ、生徒たちと一緒にいれるほうが嬉しいです。

でも生徒たちは、まだ何も知らないのです。
今は期末試験のために
一生懸命勉強をしていると思います。

強制では無いと思います。
放課後の授業の終わった後の時間ですから…
でも強制ではないにしろ、
勝手に補習授業の事を決めて良いのでしょうか?
まして合宿まで…

生徒たちの反応が怖いです。

先生方には言っていないのですが、
生徒たちはアニメ研究会を作りたいと言っているのです。
それが、補習授業だから…
怒りますよね?

どうすれば良いのでしょうか?

今さら、先生方にアニメ研究会の事は言えないですし、
もう言っても無駄です。
遅いです。
決まってしまっています。

私が悪いのです。
なまじ生徒の事を庇おうとして
中途半端なことを報告してしまったから…
アニメ研究会の事を言わずに、
クラスの誰も部活に入っていない事だけを
学年主任の先生に報告をしてしまったから…

報告というほど、大袈裟なものではなかったんです。
たまたま、廊下で学年主任の先生と一緒になったので、
つい軽く言ってしまっただけなんです。
相談というより雑談程度です。
それが、こんなに大袈裟なものになるなんて、
思いもしなかったのです。

私のクラスだけなんです。
とりあえず私のクラスだけ補習授業をして、
その結果が良ければ、
一年生からの補習授業を本格的に取り入れようというものです。

管理職の先生方の考えている事は、わかりますよね?
もう補習授業が無くなる事なんて有り得ないです。
もう決定事項です。
むしろ渡りに船です。

逆にいえば、もし失敗でもしようものなら、
私は、どうなるのでしょうか…

なにか"とんでもないこと"になってしまいました。
どうしたら良いでしょう…

どうしたら良いとは言っても、やることは一つです。
もう生徒を説得するしかないです。
それ以外に方法は無いです。
もう、それしかありません。

どうやって説得をしたら良いかわかりませんが、
とにかく生徒たちに説得をしてみます。

生徒たちと目を合わせるのが、つらいです。

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