反発されるに決まっています。
別に悪い事はしていないんです。
約束も破っていないです。
でも、生徒たちが…
まだ、言っていないです。
期末試験が終わってから伝えるつもりです。
補習授業だなんて…
そんなのイヤに決まっています。
それが急に決まるなんて…
どう言って説明をすれば良いのでしょうか…
考えつかないです。
生徒たちは、どう言うでしょうね…
もちろん反発するでしょうね…
学級崩壊とかは、さすがに無いと思います。
そんな事にはならないと、信じています。
生徒たちを信じています。
でも、嫌われてしまうでしょうね…
嫌われるに決まっていますよね…
眠れないです。
少し自信…というほどではないですが、
なんとか、やっていけるのではないかと、
思い始めていたところでした。
でもアニメなんか…家で見れば良いでしょう?
どうして、わざわざ学校でなんか見たいのでしょう?
わからないです。
アニメ研究会なんて、そんなもの…
この学校で認められるはずないでしょう?
そんなのわかりきっているはずです。
無理に決まっています。
もう面倒な事を言い出して…
だから補習授業だなんて言われる事になったんでしょう?
知らないです。
そんなの私の責任じゃないです。
せっかく、うまくいっていたのに…
うまくいきかかっていたのに、台無しです。
私、これから生徒たちに嫌われながら
このクラスの担任を続けることになるのですね…
考えただけでもぞっとします。
補習授業の話を覆すような事はできません。
そんな力、私には無いです。
それに学校の決定に逆らう事なんて、
私にできるわけないです。
生徒に補習授業のことを伝えなければならないんです。
生徒が何と言おうとも、
反発しても…
決まってしまっているんです。
言えないです。