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日曜日だから顔を見なくて済みます。

こんなこと思ったの初めてです。
入学式から約3ヶ月…
あれから3ヶ月も経ったんですね…

生徒の顔を見なくて済むなんて思ったのは初めてです。

生徒たちは、期末試験に向けて真面目に勉強をしています。
もちろん、アニメを見ることも止めています。
期末試験一週間前は、全ての部活などのは禁止です。
放課後は、速やかに下校をしなければなりません。

不自然なのは、私だけだと思います。
生徒たちは、いつもと一緒…
でも私は、生徒たちに
補習授業のことを伝えなければなりません。

嫌な役目です。
反発されるでしょうね…
学級崩壊とか…
さすがに、そこまではいかないと思いますが、
今までの生徒との関係は崩れてしまうのでしょうね…

生徒の頭を撫でたり、髪の毛をくしゃくしゃにしたり…
背中や肩を叩いたり、時には二の腕まで叩いたり…
暴力じゃないですよ…
小学生相手にでもやらない事をやっていました。
話しかけても
返事ぐらいしかしてくれない生徒…多いです。
生真面目な生徒に、そういう無口な生徒が多い気がします。

生真面目な生徒に話しかけていて、
「はい」とか「そうです」ぐらいしか
返事が返ってこないので、
つい頭を撫でてしまったのが、きっかけでした。

話すのが苦手というか、
得意でない生徒って意外と多いと思います。
そんな生徒たちと"馴染む"には、
ほかに方法を思いつかなくて…仕方なかったんです。
こういう方法…
生徒に友だちのように接するのって良くないと
教育関係の本に書いてあるのは知っています。
でも、ほかにどうやってよいのかわからなかったので…

意外と生徒たちにも受けが良かったもので、
避けるような格好をしながらも、
ニコニコと照れくさそうに笑ってくれていたので、
つい…

ついでに、ほかの生徒たちにもやっていました。
平等だし…
こうすると無口な生徒たちでも、
笑ってくれたり…
何かこう…迎え入れてくれる感じ…わかりますよね?
よく話してくれたり、人懐っこい生徒…は、
本当は、そんなことをする必要は無いのですが、
一応、平等ということで…

これって教師と生徒の関係ではなくて、
先輩と後輩の関係…
部活の先輩と後輩の関係だと思います。
理想的なクラス運営とはいえないとは思います。
でも、ほかに方法が思いつかなくて、
仕方ないんです。
ほかの方法わからないから…
学生時代の部活の後輩への接し方で対処してきました。

でも、もう終わりです。
こういうのも信頼感というか…
絆があるから成立する話です。
信頼感が崩れると…できません。
無理です。白々しいです。
そんな白々しいこと、私にはできません。
そんな演技派ではありません。

今でさえ、もうぎこちなくなっています。

生徒には、まだ補習授業のことも話していません。
アニメ同好会のことも…
でも、今までの生徒との関係が崩れるかと思うと…
どうしても、今までと同じようには接する事ができません。
ぎこちないです。

生徒の顔を見るのが怖いです。
ぎこちない自分が、嫌です。

なんとか生徒たちと、
このまま、うまくいく方法を考えなくてはと思うのですが、
考えつくのは、生徒たちに冷たくされている自分の姿だけです。

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