騒がしすぎるのも問題かもしれませんが…

黙々と社交ダンスのステップの練習をしている
生徒たちを見ていても楽しくないです｡

別にステップが上手くなっても仕方がないです｡
たかがクラスのレクリエーションなんです｡
楽しくないと意味が無いと思います｡

目的は"交流"なんです｡
ステップとかは､その"手段"にすぎません｡

騒いで､大騒ぎをして､
日ごろ考えている事とか､
不満に思っている事とかを､
これを機会に､発散させるのが目的なんです｡

気兼ね無く話せる…これが一番大切だと思っています｡
そうでなければ､こんな"けんけん"遊びなんて意味が無いです｡

生徒たちに､ちょっと静かに練習しよう…って言ったんです｡

みんな完全に黙って練習を始めたんです｡
足許に貼られたテープの上を､
ただ黙々と踏んでいくだけの練習です｡
面白いわけないです｡
後ろ向きになったり､前向きになったりして､
"けんけん"みたいな事をしているだけなんです｡

"けんけん"みたいな遊び､黙ってしても面白くないです｡
こんなの…
みんなで騒ぎながら遊ぶから楽しいのです｡

ちょっと静かに…と言った私から騒ぎ始めました｡
おもしろくないから…
こんなの全然､面白くないです｡

すぐに生徒たちも騒ぎ始めました｡
前のように騒ぎ始めました｡
生徒たちも"いきいき"しました｡

やっぱり､声を出さないと楽しくないです｡
こんな遊び､黙ってやるよりも､
声を出して遊んだ方が､はるかに楽しいです｡

いっぱい､いっぱい言いあいをして､そして笑いあっている｡

レクリエーションなんて､
そうでなければ意味が無いと思います｡

言いたい事を言って､それを夢中で言い返して…
一つ一つの言葉なんて､
何を言ったか覚えていない､忘れてしまっているような､
そんな大騒ぎも必要だと思います｡