まだ､目をそらすんです

見て欲しいです｡

もう１年近くも､担任をやっているんですよ｡
それなのに…
いまだに目をそらす生徒がいるんです｡

１年もあれば､いろいろとあります｡
いまだに目をそらすような
不届きな(ふとどきな)生徒とも､
やっぱり､それなりに
いろいろとあったんですよ｡

それなのに､いまさら目をそらされるなんて
心外(しんがい)です｡
残念です｡
それも一人なら､
今からでも何とかなります｡
何とかしようと思います｡
でも､結構…

この１年間､何をしていたんだろう…と思います｡

別に難しい話とか､嫌な話とか､
そういうのをしている時じゃないです｡
むしろ､そういう時は､
ちゃんと聞いてくれている子の方が､
目をそらすんです｡

だから､怒れないです｡
叱れないです｡
悪いことをしているわけじゃないですから…

目をそらす…って､
それだけでは注意をする理由にならないです｡
気にはなるんです｡
凄く気になるんです｡
でも､だからといって…
注意をする理由にはならないです｡

目立つんです｡
凄く目立つんです｡
すぐにわかるんです｡

気になるんです｡
ちょっとした仕草でも､
本人たちは､
何気無くやっているつもりかもしれませんが､
それでも､すぐにわかるんです｡

目をそらされると､
今まで頑張ってきたことが､
すべて否定された気がするんです｡
去年の春から､
ずっとやってきたこと全てが…
春､夏､秋､冬と､
いろいろと頑張ってきたでしょう？
一緒に…

だから…
見ていて欲しいです｡