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ちゃんと指示を仰ぎますから…大丈夫です。

ちょっと残念というのは、

お子様…
その生徒は、
ここだけの話ですが、
私が一番信頼している生徒なんです。
私のクラスの副委員長なんです。

もちろん、どの子も信頼していますよ。
可愛いですよ。
でも、頼りになるというか、
安心できるんです。
この子だと…

クラスの中で、雰囲気が違うんです。
大人びているというか、
しっかりしているというか…
地元の生徒が多いクラスの中で、
転勤族のお子さんだからでしょうか、
少し様子が違うんです。

もちろん、どの子も可愛いんですよ。
でも…

ご両親と職員室の応接室で、
話している間、おとなしくしている姿を見ると、
なんか、無性に(むしょうに)可愛くて…

別に、この子が不幸な目にあった訳ではないです。
ただ、ご両親の海外転勤なだけなのですが、
それでも、なにか
可哀想(かわいそう)になってきてしまって、
いっそのこと、
養子に貰おうかな…なんて、
馬鹿なことを考えてしまいました。
養子を貰ったら、結婚なんかしなくても済むし…
なんて、バカというより、
完全な妄想(もうそう)をしてしまいました。
バカですね…私。

すぐに正気に戻りましたよ。
でも、そんな事を一瞬でも学校で考えるなんて、
本当にバカです。
私…

一人息子さんですし、
ご両親も、
何年かしたら日本に帰ってこられるんです。

ですから、
バカな話は、これぐらいにしておいて…と、

この子なら、監視…じゃなくて、
監督なんかする必要なんか無いと思うのですが、
やっぱり、こんなにしっかりしたお子様でも
ご両親からすると不安なのでしょうね。

この子なら、私が監督するんじゃなくて、
私の方が、監督されたいぐらいです。
しっかりしています。
大丈夫です。

もちろん、私が預かるのではなくて、
学校で預かることになると思います。
当然ですよね。
ですから、きちんと学年主任の先生に
お話しを通すつもりです。

2年生の担任になる先生が、
この子を預かることになると思います。
…残念です。
私が預かりたいなぁ…なんて、またバカなことを…

大丈夫です。
学校に行ったら、
こんなバカなことは言いませんから…
今、ちょっと夢を見て遊んでいるだけですから、
本当に大丈夫ですから、
安心してください。

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