感謝されたら、嬉しくて張り切ってしまいます。
ありがとうございました。
ご両親の仕事の都合で、
一人暮らしをしている生徒の部屋に、
家庭訪問をした翌日の朝、
教室の前の廊下で、
そう言ってくれたんです。
嬉しいです。
何より嬉しいです。
鬱陶しがられる(うっとうしがられる)かと
心配していたんです。
迷惑に思われているんじゃないかと、
心配していたんです。
礼儀正しい子ですから、
少しは割り引いて聞かなければいけないとは思うのですが、
それでも嬉しいです。
会話が、ぎこちなかった…とか、
何を話したらよいかわからなかった…とか、
そんなこと、
どうでもいいです。
嬉しくて…
もう一度、家庭訪問に行きたいです。
すぐにでも行きたいです。
口実(こうじつ)は、いくらでもあります。
学校からも、
気に掛けるようにと言われています。
海外で仕事をされている、
ご両親からも頼まれています。
今は私が保護者(代理)ということになっています。
口実も何も、
本当は、もっと足繁く(あししげく)
様子を見に行かなければならないんです。
口実じゃなくて、
私の義務なんです。
私よりも、しっかりしているのですが、
それでも、私が保護者(代理)です。
学校でも、学校以外でも、私が保護者(代理)です。
監督責任があるんです。
口実や名目みたいな堅苦しいことは、
さて置いて、
本当に嫌われない程度に、
この子の一人暮らしをしている部屋に
監督に行こうと思います。
ご両親や学校に報告する必要があるんです。
やっぱり、口実を探していますね…私
こんなところで
見栄を張っても仕方ないのに…ね?
いつも愚痴(ぐち)ばかり書いているんですから、
たまに嬉しい時ぐらい、
素直に嬉しいと書けばいいのに…と思うのですが、
ひねくれています。
素直になれないです。
今は、待ち遠しいんです。
早く行きたいんです。
この子だけじゃなくて、
クラスの全員が、
こんな感じで私に接してくれたら、
どんなに嬉しいか…です。
そんなに長々と感謝の言葉を並べてくれなくていいです。
美辞麗句(びじれいく)なんて期待していません。
そんなの別にいらないです。
気持ちだけ、
本当に気持ちだけ伝えてくれたら、
本当に嬉しいです。
幸せになります。